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内視鏡検査時の鎮静について

By ぐしま胃腸内科クリニック in ブログ Posted On 9月 28, 2020

「内視鏡検査時に寝て検査を行った」と言われているのを聞いたことがあるかと思いますが、多くのクリニック・病院では、手術で行うような全身麻酔ではなく、鎮静剤という静脈注射薬を使用して検査を行っています。当院においても、内視鏡検査時に鎮静剤の使用を希望されれば、積極的に行っています。

この場合でいう鎮静剤は、睡眠系鎮静薬であるベンゾジアゼピン系薬剤を使用することが多く、2013年の多施設アンケートではミダゾラム(ドルミカム)97%、ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)39%の順に使用されていました。また内視鏡診療における鎮静のガイドラインでは「問いかけまたは刺激に対して反応でき、呼吸循環機能と気道防御反射は維持されている状態」である中等度鎮静(意識下鎮静)が最も適していると言われています。

当院では内視鏡検査前に同意書を用いて、有用性と偶発症を説明し、鎮静剤の使用を決定しています。有用性は言うまでもなく検査の苦痛をとり、楽に受けれるということですが、偶発症は呼吸抑制、循環抑制、徐脈、不整脈、前向性健忘、脱抑制などがあげられます。偶発症の中で最も呼吸循環器系の影響が懸念されることから、検査中はモニターを装着し、患者様の状態を確認しながら、安全に検査を行っています。また検査終了後は検査を行ったストレッチャーでそのままリカバリールームに移動、1時間程度安静にして頂き、検査当日の車の運転は控えていただいています。前向性健忘とは、検査前の記憶はなくならないものの、投与後一定時間の記憶を覚えていないということです。脱抑制とは、薬により脳の抑制機能が失われて、感情や欲求を抑えられず、検査中に暴れるといったことがあります。

患者様の苦痛を取り、満足度を維持しつつ、偶発症が少なくなるような努力を今後も行ってまいりたいと思います。患者様も鎮静剤使用の有用性と偶発症を理解し、安全に検査を行っていただければ幸いです。

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