高温多湿な梅雨の時期~夏にかけて以前ブログで記載した体調管理の他に、食中毒に気を付けなければいけません。
食中毒というと飲食店での食事が原因と思っている方が多いかと思います。しかし毎日食べている家庭での食事でも発生しており、家庭での予防をしっかり行うことで食中毒から身を守ることができます。
一般に冬場はノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎が多くみられますが、この時期は細菌性食中毒に気を付けなければなりません。鶏肉によるキャンピロバクター、卵によるサルモネラ、食肉による腸管出血性大腸菌などが有名ですが、これらは加熱に弱く、十分な加熱(75℃で1分以上)により細菌を死滅することができます。それ以外にも新型コロナウイルス感染症対策で身についたしっかりとした手洗い、速やかに冷蔵するなど冷蔵庫での管理などが重要です。もちろん消費期限を過ぎた食品を使用しないことは言うまでもありません。
食中毒による症状は嘔吐や下痢、腹痛、時に血便など多彩ですが、もし食中毒になった際には脱水にならなよう水分摂取には気を付けましょう。また血便が出現した際には注意が必要なため、病院を受診ください。