
ピロリ菌を除菌する必要があるのか悩まれている方はいらっしゃるでしょうか?
ピロリ菌は正式にはヘリコバクター・ピロリ菌といわれ、大部分は口から感染すると考えられています。50歳以上では約50%がピロリ菌に感染しており、ピロリ菌に感染すると胃炎を併発し、胃炎から胃がんを引き起こすことが知られています。
胃がんは年々減少しているものの、ピロリ菌がいると5倍以上胃がんになりやすくなると言われています。一方でピロリ菌を除菌すると、胃がんの発生を1/3におさえることができるという報告があります。
このため胃カメラで胃炎があり、ピロリ菌に感染している方は、積極的にに除菌治療を行うようすすめられています。しかしピロリ菌を除菌しても胃がんになってしまう方がいるのも確かです。ピロリ菌がいる方は定期的な胃カメラを行うことも非常に重要です。