当院では自費診療(4,500円)になりますが、胃がんリスク検診(ABC検診)を行っています。
胃がんはヘリコバクター・ピロリ感染と深く関わっています。ピロリ菌に感染すると胃粘膜萎縮に伴う胃炎が進行し、胃がんになるリスクが高くなることが知られています。胃がんリスク検診は、ペプシノゲン値から胃粘膜萎縮の程度、ピロリ菌の抗体価からピロリ感染の有無を血液検査で判定し、将来胃がんになるリスクをA~Dまでの4段階で評価する検査です。胃がんを発見するための検査ではありませんが、胃がんになりやすいかどうかを把握し、定期的な胃カメラ検査を行うことが重要になります。
尚、 胃痛や胃もたれなどの症状がある方、 食道・胃・十二指腸疾患で治療中の方、胃酸分泌抑制薬を内服している方(2か月以内に内服していた方も含む)、胃を切除した方、腎機能が悪い方(血清クレアチニン3.0mg/dl以上)、ピロリ菌除菌歴がある方は検査対象外となります。
血液検査のみの検査ですので体の負担も少なく、検診の一つとして胃の健康状態をチェックしてみてはいがかでしょうか。